ラスタファリアンがサウンドシステムで
歌うリズムはブルーたちの鼓動のように
ぐるぐる回るリズムに加熱する
静かに熱くなってゆく
白人からのレイシズムへの憤り
ハイレ・セラシエ1世の名前も出てきてた
「Rude Boy」を観た後だったからか
イギリスに居場所を見つけられず
みんな若いからかな観ていて痛々しいです
破けたムートンも含めてお洒落な
ビーフィーが時々笑えますが内容はシリアス
初期のトロージャンのアーティストより
少しだけ後のASWADだから親近さがある
伝道師のようなグリフィスたちはいぶし銀の世界にいる
2代3代目となるとこの故郷の持つ意味が変わってゆく
80年の映画だから今はもっと違ってるはず
時間とともに失われていく何かは
トーマス・マン「ブッデンブローク家の人々」と変わらない
深い深い青い海の底へゆくような悩み
それも抱えるトリップ感
「The Fly」のイギリスver.とも言えるような
ロンドンのデプトフォードとブリクストンの路上での
撮影が凄く見ていて楽しい
大画面は細部まで見れるから✨
ロケ地では6週間の撮影スケジュール
制作本部はデプトフォードの教会だそう
途中撮影されたとこかな?
ラスタファーライ
受難で受けた傷
彷徨える魂には
ライオンのような強さを
アイデンティティを持ち続ける苦しみが
爆発してラストを迎えるとこが強烈でした
貴重な作品です