Bm

ゲキ×シネ「蒼の乱」のBmのレビュー・感想・評価

ゲキ×シネ「蒼の乱」(2015年製作の映画)
4.8
平将門の乱を下敷きにし、敵味方の思惑が入り交じり想いがすれ違う安定の中島脚本。

蒼真も小次郎も見方によっては自分勝手でウザい人物になってしまいそうなのに、きちんと肉付けされて魅力あるキャラクターになっている。前半で二人の背景と考えがじっくり描かれたことで行動に説得力が生まれ、それだけに後半のぶつかり合い・どうしようもなさが苦しい。
早乙女兄弟の殺陣はさすがに凄まじいと思っていたらなんと複数回あり。見どころの一つはおちゃらけた早乙女太一だと思う。

歌舞伎NEXTの阿弖流為と合わせて見たい一作。剣はもしかして同じかと思っていたけどやっぱり違うみたい。
Bm

Bm