片腕ファルコン

ナオトひとりっきり Alone in Fukushimaの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.5
画像がなくてこのタイトルだど、、ネガティブ系ひきこもり映画かと思われそうですが…福島原発で無人地帯となった福島県双葉郡富岡町で一人残った松村直登さんのドキュメンタリーである。

何故彼は避難しなかったのか…家畜、ペット、その他の動物がそのままにされているのを放っておけなかったのだ。

ナオト氏は富岡町の動物たちに餌をあげて回るのが日課となっている。
同じ場所に犬、猫、猪が同時に餌を食べてる絵ヅラがスゴイ!!
ダチョウとは毎日格闘しながらの餌やり。

彼はそもそも建築業の仕事で、決して動物に詳しいワケじゃないのだ。本来は国がやらねばならない問題なのに全く対応しない状態に止む終えず面倒を見てるという。

しかも震災後から、水道も復旧しないので湧水を使い、2年間電気も復旧せずローソク生活。

ろくな餌もないために衰弱して死んでいく動物たち。嘘か本当か、ダチョウが自分を蹴って自殺した、とか言ってましたけども。。そして野生から来る動物たちに牛や猫が次々と妊娠、繁殖。たまに来る獣医に やり方がなってないとダメ出しされるけど、誰も彼にそんな強く言える権利ないでしょう。

常にボヤきながらも動物たちの面倒を見るその姿、表情は…デモ行進よりも説得力がありました!!

たくさんの人が見るべきドキュメンタリー!!レンタルあり!