ご縁があり、長野県安曇野にある「シャロムヒュッテ」に1週間滞在している。ここで今日の夜に見たのが「アラヤシキの住人たち」という映画であった。
車では行けない場所の徒歩で1時間はかかる山奥に、藁葺き屋根の大きな家がある。そこに年齢もバラバラの20人もの男女が自給自足に近い生活を送っている。これはその生活の日々を描いたドキュメンタリーである。
畑から野菜を取り、田んぼで稲を刈り、ヤギの子が生まれ、人間の子も生まれる。リトルフォレストに近い静かな映画なのだけど、こちらの方は何か閉塞感のようなものを感じてしまった。フジテレビの日曜日やってるドキュメントを見た後のような。
居る場所が無いからそこにいるだけで、「楽しそう」という雰囲気を登場人物から感じないからかもしれない。
映像から30年前くらいの作品かと思いきや、2015年の作品という事に驚いた。
そして現代にこんな世界があるのか、という驚き。
田舎生活のコミニュティを見れる貴重な映像だと思います。