カンパッチー

ラスト・リベンジのカンパッチーのレビュー・感想・評価

ラスト・リベンジ(2014年製作の映画)
2.7
「認知症なCIA vs 難病の動けないボス」
という図式だけでもなかなかお目にかからない対決で笑えますよね。キャッチコピーもニコラス引退!だし目を惹きますが、まぁこの盛り上がりのない内容では配給元もキャッチコピーでニコラスファンなどに詐欺するぐらいしかなかったんだろうなぁ…と設定はいいのに勿体ない作品でした。

認知症でCIAを追い出された途端長年探してきたボスの居場所があっさり見つかるのはご愛嬌というやつとしても、ボスのアジトに単身乗り込み対面してもそこから何かあるわけでもなく、ただお互いの体のことを老人ホームの老人のようにアレ痛いこれ辛いと話すだけで、ヒリヒリするような緊張感や衝撃の真実的などんでん返し、相棒のアントン・イェルチンが裏切ったり実は主人公の脳内が作った幻の相棒だった、、的なこともなく、淡々と終わってしまい呆気に取られてしまいました。

最後の喧嘩は本当に老人ホームの喧嘩ですよ、見苦しいアクションというかこんなキャットファイトなニコラス見たくなかった!
…なんというか設定をもう少し生かしきれていればなぁ、というかどっちも難病設定では脚本が余程良くない限りグダグダになるだろうとわかるでしょ!致命的に行動や設定に一貫性がないツッコミどころ満載な作品。アントン・イェルチンも?な行動が多いというか理解不能でしたし、これじゃリベンジってタイトルは要らなかったのでは?本当に勿体ないなぁ、、