半兵衛

七人の特命隊の半兵衛のレビュー・感想・評価

七人の特命隊(1968年製作の映画)
3.8
アクションと二転三転する展開がこれでもかと入っているのが堪らない、これぞボリュームのある娯楽映画。あとタイトルに出ている主人公を含めた個性的な七人のキャラクターが潔いほど悪漢ばかりなので、物語がどう転ぶのか観客に予想がつかなくなっていて常に適度な緊張感が走る。一応西部劇というジャンルにあたるが、ジャンルの範疇を超えてガンガン人が死んでいくのが痛快。

七人が狙うターゲットは中盤あっけなく入手できるのだが、すぐに予想だにしない展開が起こり観客をワクワクさせる。そこからの疑心暗鬼に陥る登場人物たち、そして裏切りと仲間の死などを経て主人公であるチャック・コナーズの痛快な逆転劇への流れが見事でピカレスクものとしても完成度が高い。

チャック・コナーズの凶悪そうな、でも爽やかな笑顔の顔立ちが印象的。
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