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七人の特命隊のodyssのレビュー・感想・評価

七人の特命隊(1968年製作の映画)
3.0
【スパゲティ・ウエスタン】

BS録画にて。
1968年のマカロニ・ウエスタン。

原題のイタリア語は「奴らを皆殺して一人で戻れ」という意味で、作中で使われるセリフですが、ちょっとネタばれにもなっているので、邦題は悪くないと思います。

南北戦争中、南軍が6人の男を北軍の砦に潜入させ、金貨を奪おうとするという話。
これに南軍大尉が、ある経緯から加わるので、合計7人。

ここで北軍を正義の味方ではなく、あくまで収奪の対象としているのがいい。
奪う側も正義じゃありませんが、戦争には正義もへったくれもない、というヨーロッパ人の醒めた視線が感じられます。

7人の男たちも個性豊か。
アクションも悪くないのですが、さすがに同じようなシーンが続くとちょっと飽きますね。
しかし、後半、金貨のありかをめぐって工夫が凝らされているので、まずまずかと。

ところで本作品について英語のウィキを見ていたら、スパゲティ・ウエスタンと記されています。
調べてみたら、マカロニ・ウエスタンというのは日本の言い方なので、英語圏ではスパゲティ・ウエスタンと言うのだそうです。

年をとっても、案外知らずに来たことが多いんだな、と改めて痛感させられました。
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