たぶ

軍中楽園のたぶのネタバレレビュー・内容・結末

軍中楽園(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

国共内戦当時のセットを作るのが予算的に厳しかったのか、舞台は娼館と海岸だけで完結。
穴が無数に開けられた建物の拡声器からプロパガンダを流し続けるところが金門島っぽさがあってそれは当時の象徴として良かった。

バオタイは、入隊するも早々にかなづちだと判明というわけで特約茶室(戦中の娼館)を管理する831部隊に配属になる。
その娼館で、多くの娼婦と出会い、中でもニーニー(レジーナワン)と友情を育む。
もっとバオタイとニーニーが愛におぼれていくのかと思いきや、淡い恋のような距離を保ちつつ時が過ぎる。
士官長や元同僚が問題を起こすなか、自分の無力さを知る。
ニーニーに慰められ、終盤にかなり引かれ合うが、夫殺しの過去があり、故郷で待つ子供がいるニーニーとは結ばれず。
パオタイは、周囲の人たちが娼婦と駆け落ちしたり、感情的になって首絞めちゃったり。こういうのを見て自分もズルズル非常な状況下での愛は怖いのだと学んで、自分を戒めたのかな、賢い奴だわ。

何か背負ってそうなレジーナワンは役にはまってる、そして可愛い役をやる役者だと思ってたアイビーチェンがけっこう気の強い感じで且つセクシーさもあったので驚いた。

エンディングの、ニーニーとパオタイが子供授かってたり、士官長の餃子屋の写真などはどういうこと?現実は違うけど、もし幸せなに運んだらっていう青写真ってこと?
たぶ

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