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軍中楽園のshunのレビュー・感想・評価

軍中楽園(2014年製作の映画)
4.6
確か去年受講していた国際社会の授業で台湾を扱った時におすすめされた映画、やっと観ることができました。

金門島に実在した国営の娼館である「特約茶室」を舞台に戦争と男女を描く台湾映画です。これはとても良かった。今月1かもしれません。

まさに”運命に翻弄された人々”。直接的な戦争で人が死ぬ描写はない(訓練や砲撃の音だけ)のだけど登場人物みんなの後ろにそれは確かに存在していて、映画全体から重さを感じる。
賑やかな娼館と娼婦たちとの交流の日常と戦争の事実が隣り合わせで描かれていて緊張感があった。

ヒロインのニーニーを演じたのはレジーナ・ワンって女優さん。ものすごい存在感のある人でした。
そして脇役ながらヒロインに負けないほどのインパクトがあったのがアジャオを演じたアイビー・チェン。この人他の作品も観てみたい。

そしてラストのラストも素晴らしかったのでぜひ観てほしい。3枚の写真が出てくるんだけど3枚目でもうどうしようもない気持ちになる。

金門島いつかいってみたいな
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