mh

ガルフ・ウォーのmhのレビュー・感想・評価

ガルフ・ウォー(1998年製作の映画)
-
「湾岸戦争症候群」という聞き慣れない病気を巡る、ドキュメンタリー風ドラマでテレビ映画。
唐突にインタビュー映像が差し込まれたりして、画面がチープだなぁとか思って見てると、尻上がりに深刻にそして面白くなってくる。
湾岸戦争で実際に起こっていた、化学兵器の使用を探知した際の警報、および、戦場の後始末に狩り出された退役軍人たち→原因不明の体調不良→湾岸戦争症候群と呼ばれるようになる→それ隠そうとする軍部と、それに迫ろうとする一部の議員。
最後は当時の過ちを軍も認めることになる。
イラクに化学兵器を開発する能力がないという点から、
・イラクに化学兵器の原料を輸出したのはアメリカの業者。
・いやいや、そもそも連合国が湾岸戦争で化学兵器を使ったんでしょ。
という衝撃の事実も引き出している。
テレビ映画だと思って舐めてると、レベルの高さに驚くけど、冷静になるとまあやっぱテレビ映画くらいのシナリオかなという気がしないでもなかった。
戦場の後始末のくだり、汚い言葉は嫌いなんだとか、ないといってた防護服を持ってきてくれたこととか、刑務所に入るときと同じ放水器で体洗うとか、なんかよくわからんシーンが多かった。
どういうわけか体感時間が長かった。
三茶TSUTAYAに置いてあったけど、ぜんぜん見られてないね。
化学兵器くくりの戦争ものと位置づけるのが正しいのかも。
mh

mh