このレビューはネタバレを含みます
胸がざわざわする…。
レベッカは9歳でトミーに初恋。しかし突然の別れで再開は12年後。だがトミーは事故死してしまい自らトミーのクローン人間を生み母になる…。
というSFラブストーリー。
SFスリ…
突然、愛する人を失ったら、クローンで蘇らせたい。
それが可能な時代がきたら…...。そんなSFではあるが、全体的には現代を舞台にしているので、さほどSF感は強くなく比較的見やすかった。
交通事故…
見終わった後にえも言われぬ気分になる。BGMはおろかセリフすら最小限に、静かな時間でもストーリーは淡々と進んでいく。
死んだ恋人のクローンを自らのお腹に宿し、育てた母親。それを知らずに育った男。
…
自分が母の恋人のクローンだと知った時、息子にとって母はもはや母ではなく恋人にもなり得ない。
彼女は何を求めていたのだろう?
「自分は誰なんだ」の叫びが切ないがラストの「ありがとう」は生への感謝な…
© 2010 Razor Film, Inforg Stúdió, A.S.A.P. Films, Boje Buck Produktion, Arte France Cinéma, ZDF/Arte