レレレ

デーヴダースのレレレのネタバレレビュー・内容・結末

デーヴダース(2002年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

JAIHOにて鑑賞。

身分の違いから結婚出来ない男女の物語。

こう書くとインドのみならず、色んな映画でよくある設定だが、ことまだまだカースト制度が色濃く残るインドでは身近な設定なのだと思う。

結局、最終的には結ばれるんでしょ?

と思いながら観ていたけれど、結ばれなかった。

これは悲劇の映画である。

映画の中のセリフにて沢山メッセージ性の強いセリフがある。

「家柄が違う」
「意義あり。食べるものは一緒だ。」

「水タバコは地主の誇りよ」
「煙と一緒に消え去るものに誇りなんてあるのかしら」

「自然は差別をしないわ」

等等、カーストや身分による差別への強いメッセージが感じ取れる。

デーヴダースとパーロ。
来世では結ばれて欲しい。

パーロ役のアイシュワリヤー・ラーイ、チャンドラムキ役のマードゥリー・ディークシトの2人のとても意志のある力強い演技に見入った。
2人のダンスシーンはとても煌びやかで色っぽく、そしてそれに相対してデーヴダース役のシャー・ルク・カーン、チュンニー役のジャッキー・シュロフの酔っ払いダメ男2人のミュージカルシーンはとても楽しいものになっている。

それだけにラスト、結局2人が会えぬままデーヴダースが死んでしまうのは悲しかった。

酒に溺れて堕ちていくシャー・ルク・カーンの演技も見ものだと思う。
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