るい

Wの悲劇のるいのレビュー・感想・評価

Wの悲劇(1984年製作の映画)
3.8

2周回って服が可愛い👗


劇団研修生の静香は劇団の次回公演『Wの悲劇』のオーディションを受けるが侍女役しかもらえず…という彼女が女優への一歩を踏み出すまでの紆余曲折を描いた作品です。

Wの悲劇って、Xの悲劇やYの悲劇と関係あんのか?と思ったら日本人が書いたオマージュ作品(小説)なんだとか。

そのWの悲劇をこの作品では劇中の舞台公演の題材として使われています。で、その舞台の内容と映画の内容もリンクするっていう小技の効いた感じになってる。

ほんで、なんと言っても薬師丸ひろ子さんが可愛い。お洋服もおっきめイヤリングも可愛いし、仕草や声も可愛い。オーディションで欲しい役もらえなくて、世良さん演じる昭夫に当たり散らしてその後に居酒屋に行くシーンでのワンカットもとっても良い。

昭夫の部屋の天井の電気にネクタイ結びつけてあってお布団の中から電気つけられるの!😆昔おばあちゃん家もそんな感じだったな。紐結んであった気がする。なんかそういうのもいいなぁとか思った。

あと、彼女が記者会見する場面ではほんものの芸能レポーターがでてきてびっくり。ありし日の梨元さんがいた。

もひとつびっくりなのは蜷川幸雄が出てた。似てんなーおもたら本人だった。この作品の見せ場は映画の中で舞台をやるって所なんだけどその演出もやったそうな。(そらそうか)ちなみに音楽は久石譲だからかなり豪華だね。

作品自体は女が自立して前に進んでいく内容なので私は結構好きだった!
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