Wの悲劇のしづおのレビュー・感想・評価

久々に観たけれど、以前より感動した。
薬師丸ひろ子の瑞々しさ、少し芋くさい感じ、少女らしい頭の足りなさ、度胸、不安定さ、成長…全部良かった！　三田佳子の大女優ぶりも気持ちいい。蜷川監督の鬼な舞台指導っぷり、そして新人の頃の高木美穂など、時代とそれぞれの人物がシンクロしているのも貴重。冒頭とラストの、ヒロインがスカートの裾を広げて観客である彼に挨拶をするシーン。ベタだけど、一作が綺麗に収まり、ヒロインの心持ちの違いにグッとこさせられる〜。