写真が、作品の域に達する条件は何だろう?
それが、写真の画廊で、ずっと考えていた疑問でした。
見たこともない写真の数々と、ヴィム・ヴェンダーズ監督と、写真家セバスチャン・サルバドの解説が、その答えを導いてくれるか?
その疑問を考えながら観賞しました。
報道写真の圧倒的な迫力は、映画というパッケージの中で、本人の解説から作家性の裏付けがあるからであって、
普段の雑誌やネットでバラバラ触れる程度では、報道写真もただの情報として処理され、忘れ去られてしまうのが、ほとんどではないでしょうか?
ソーシャル・フォトグラファー(報道写真家)の生き様に触れた希有な作品でもあり、観賞眼を鍛えてくれるトレーニングのような作品でした。😊