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セバスチャン・サルガド 地球へのラブレターのcuummaのレビュー・感想・評価

4.9
ヴェンダース監督✖︎写真家セバスチャン・サルガド

このドキュメンタリーで初めてセバスチャンの写真を見ました。まるで今にも迫ってきそうな、明度のしっかりした力強い写真。

戦争や難民、飢餓、過酷な労働に苦しむ人々の写真は残酷です。彼の写真は、苦悩や憤りを露わにしています。
もしウクライナに赴いたら、どんな写真を撮り、どんなメッセージを残すであろうか⁇

一方で、晩年の自然や動植物、原住民を撮った作品には、彼の懐の深さを感じる。人間の愚かさを心底見てきたセバスチャンだから、辿り着いた境地だと思います。
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