周りの方がよっぽど企画に対して真剣だよなコレ…。流石にキツい。人が何故嘘を吐くのか考えさせられる。一番虚しいのは女優とのラブラブな雰囲気もSEXが気持ちいいのも全部嘘ってこと。

アンチSEXフレンド募集ビデオに触発された若手君が｢僕もやります｣と立候補して実家に帰って親の前でAV監督やってますと打ち明けついでに今から奥の部屋でハメ撮りしてきますと宣言して実行するどっきり企画。
母親が泣いて父親が沈黙の状況下でAV女優の喘ぎ声が聞こえてくるっていうヤバい空気が堪らないね。

アンチSEXフレンド募集ビデオに触発された若手AV監督志望が、俺も同じことをやりたいと立候補して大掛かりになった的なもの。彼の実家に帰って職業を告白するのみならずそこで絡みを撮るまでを描く。
スパイものらしい同時系列のチームごとのカットバックなど、すばらしい演出が多いのだがゆえに狙いすぎているように感じた。ここまで作り込まれていると、程度の問題でしかないが、さすがに道徳心が強くなってしまい見ていて苦しくなった。
一作目では監督の体当たりで自分の家族のみで完結するものだから気にならなかったが、今作では松江のフェラ強要の一件に通ずるいじめスレスレもしくはアウトな構図が見えた。
ペヤングマキという平野の後輩的な女性監督が、女優と2人で前乗りスパイする。この存在が平野にとってどれだけ心強いのか想像できて羨ましい。