パン

メイド・イン・L.A.のパンのレビュー・感想・評価

メイド・イン・L.A.(1989年製作の映画)
4.2
名作クライム映画、ヒートの元ネタに位置するテレビ映画。
こちらもマイケルマンが脚本、監督を務めている。
ヒートとはまた違った良さがあるね。  
長さが90分なのも丁度良い。

冒頭でいきなりモンスター級の悪そうなトラックが出てきて「これワイスピみたいなぶっ飛び映画なん?」って思っちゃったw 
でも実際はヒートよりも淡々と物語が静かに進行していく感じだ。
ただ強盗シーンとか激しいシーンはちゃんと激しい。

厨房で堂々と犯罪計画話してたけどあれ料理の音にかき消されて会話が聞こえないからかな?
料理人たちからすると普通にめっちゃ邪魔だと思う笑
スーツ姿の男が3人も厨房にいるんだからさ。

ヒートと比べるとこちらはメイン俳優たちの顔が地味なのと武器の種類いまいちな感じだな。
終盤で裏切り者のお札参りに行くシーン、完全に音楽がロックンロールな感じで全然合ってなかった。

結末はちょっとヒートと違うけど、なんかこっちのほうのニールのが色々と間抜けで情けないキャラになってる。 
プロになりきれてないプロというか… 
圧倒的にカリスマ性が足りてない。
やっぱ強盗の主犯はデニーロじゃないとダメだよね。 

何度も観るくらいヒートが大好きだから色々比較しながら鑑賞するのが楽しかった!
ラストは違うけど脚本はヒートとほぼ同じ流れだったかな。
パン

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