ひでやん

人生の約束のひでやんのレビュー・感想・評価

人生の約束(2016年製作の映画)
2.1
会社の拡大だけを考えていた男が、親友から何度かあった着信が心に引っ掛かり、親友の故郷である富山県を訪れて友の死を知り、曳山祭の危機を救う物語。

舞台となる富山県の新湊は何度も行った事があり、曳山祭も一度だけ見に行ったことがある。ロケーション撮影で使われた場所の中に、知っている場所がいくつかあり、嬉しくなった。

1000人以上のエキストラで撮影された祭りのシーンは活気があり迫力があった。最大の見せ場だが、そこに至るまでの経緯が残念。

町が財政難であっても人手不足でも、そんな簡単に曳山を隣町に譲らないと思う。新湊にやって来た竹野内豊に曳山を引かせるのも疑問。いわば、よそ者なのに伝統ある山車を引かせるのが強引。

死んだ友の想いを知って町を救う物語ではなく、新湊で生まれ育ち、祭りが大好な二人が女関係か何かで大喧嘩して何年も口をきかなかったが、久しぶりに再会して一緒に曳山を引いて仲直りする物語の方がシンプルだがマシだった。
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