えらいところに手を出しちゃった。超いまさら、エヴァ沼の浅瀬に指をつっこんで、その深みに慄いております。ただ、この沼にズブズブとハマりにいく集中力と渇望が私にはありません。これはやはり、「自分とは何か」「生きるとは何か」「何のために生きるのか」ということに悩み苦しむ人たちのための作品なのだと思いました。
「今日の日はさようなら」「翼をください」は、小中学校の時、合唱曲として何度か歌いました。庵野監督は私の少し上世代、きっと同じようにこれらの曲を歌って(歌わされて)きたのでしょうね。盲目的に、未来には希望しかないと信じていた(信じさせられていた)子供たちがぶち当たる絶望を表しているようで胸が締め付けられました。