“社会現象”級の人気をよそに全く観ることなくやり過ごしてきてしまい、熱狂がおさまった随分後に鑑賞し始めることになりました。今さらですがめちゃ面白いです。予備知識なくても大丈夫でした。
オープニングから、アクションシーンが満載で、映像やストーリーにも引き込まれます。それだけでなく同居生活や学園ドラマ、心の葛藤の描写などなどがいい塩梅に配分されていて、総じて飽きさせない工夫が施されているよう。
今回はアスカとマリの海外勢が新たに登場し、より一層賑やかな雰囲気を作っていました。父に褒められたシンジは初号機に乗る意味を見つけ出したようで、随分しっかりしてきた気がします。レイはシンジを想うことで人間らしく振る舞うようになったのかな？
未曽有の大災害「セカンドインパクト」。ロボットではなく人造人間。人類の敵「使徒」。この謎めいた世界観を背景に、人類存続の行方が委ねられてしまう少年少女で構成されたエヴァパイロットたちの物語が展開。なんだかはっきり理解できていないのに好奇心が沸いて掘り下げてみたくなる。それがエヴァの魅力なんですね。ネットにある数々の解説、考察を合わせてみるのが楽しいです。
ところで、制御不能のエヴァが噛み砕くシーンはかなりショッキングでした。この地獄絵図に「今日の日はさようなら」を挿入歌として組み合わせているの素敵ですね。
次作Qへの期待が膨らみます。
