フライシャーが描く「警官は辛いよ」。命をかけて職務を全うしても、何も残らないし何も報われない。そんな男達の日常を乾いたタッチでとても突き放して描いています。
カーアクションもかなり危険なことやっ…
うまくやろうなんて、
思いつきもしない男たちのハナシ。
キルビンスキーが気にかけたモノを映し出す、カメラ。
それは、ロイが対峙したモノでもある。
うまくいく、そんな思いは持たん事だね。
しか…
引退したキルビンスキーの内面が1秒たりとも描かれないからこそ闇は深い。突発的暴力の端緒は善悪を越えて即物的に生じる。ロイの繊細さは脆さと裏返し。事件が起こる直前の時間が引き延ばされ何とか留まろうとす…
>>続きを読むリチャード・フライシャーもジョージ・C・スコットもどちらも脂が乗っているころの作品
「センチュリアン」とはローマ帝国時代の「百人隊」のこと、人から嫌われても治安を守る
時代は変わって舞台は70年代…
ジャンル的にはポリスアクションだが、同時期の『ダーティハリー』『フレンチコネクション』のようなサイコ犯罪者や麻薬マフィア等は出てこない。
『セルピコ』のように警察組織が腐敗しているわけでもない。
娼…