世間的にはすこぶる評判が悪かったが、それは中国資本への反感と、ウィル・スミスが出演しないことへの落胆のせいで、出来はそれほど悪くないと思う。
かといって、あくまでそれは教科書的な出来であって、特に新味はないので積極的に推す気にはならないが…。
序盤、過不足のない的確な描写で新キャラの紹介に成功している上、旧キャラとの関係性も端的に示せていて導入としては上手い。
基本前作の焼き直しなので中盤以降ダレるが、数多く登場する人物をボケツッコミのバディで組ませることで上手く捌いているし、巻き込まれる会計官の素人目線を通して新規参入者の視点もちゃんと担保されているので、群像劇としては割と見れる方だと思う。