このレビューはネタバレを含みます
ズンと心に残る感じの映画。
絶対悪は多分なくて、みんなの道が少しずつずれてこんな悍ましいことになったんだろうなあと。
この2010年あたり？の空気感好きなんだよね。映画然り。
殺人が簡単に行われる危機感、主要人物も死んでしまうかもという緊張感。本当にハラハラしながらも最後は考えさせられる締め方。
ムロさんが最後なんかすんのかなと思ったけどいいやつだった。
人は人として見れないサイコも、犬は轢けなかった。どっかで狂っちゃったんだろうなあって。その人なりのラインがあったんだろうな。
あと、タイトルの入るところが印象的だった。それまでは長い序章であり、見てる人に設定やその当事者の気持ちを長い時間かけて刷り込むためのものだった。そこからこの映画で一番見せたいところ始まりますよ？変わりますよ？ということを印象づける役割なのかな。
あ〜いい映画見た！
