片腕ファルコン

ヒメアノ〜ルの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)
3.2
噂通り、、今後森田君がV6として普通にやっていけるか不安になるほどの[岡田君に嫉妬のサイコキラー]!!!平気で女をボッコボコにしたり、(人ん家で)飯食ってる途中に人殺して、また食事を再会するなど…徹底した狂気は邦画ではあまり類を見ないレベル。

一方、冴えない引っ込み思案の童貞・濱田岳くんも相変わらずの演技力とわがままボディで[ヒメアノ~ル的常識人]として重要キャラ!

そして濱田岳のバイトの先輩で趣味はカフェで働く美女を見つめるというムロツヨシ!最近よくテレビでやってる[アンガールズのネタ]みたいなキャラクターである。

図らずも上記の男3人を振り回す事になる佐津川愛美も[ワキから寄せ集めておっぱい]を作って魅了してくれました!!良い女優さんではあるんですがイマイチTOP前線に入れてませんよねぇ~。

個人的には、『サイタマノラッパー』1と2の主人公、MCイックとMCアユムが結婚間近の恋人同士というのも嬉しいです!

こんな感じで各々キャラクターがブッ飛んではいたんですが、肝心のストーリーの大筋は意外とマトモという。。サイコキラーが誕生した動機やキャラクターとの接点とかもありがちで、そういう部分では肩透かしくらった感じでした。
もう少しムロツヨシが掻き回してくれれば面白かったのになぁと思っちゃいました。。

比べちゃいけないかも知れませんが、『ディストラクション・ベイビーズ』の柳楽優弥の方がバックボーンが全く見えなくて最後までキャラクターも話も腑に落ちない不気味さで好きでした。。菅田君のくずサポートも大きいですが。

とは言え2016年激戦区の邦画ラッシュの中でも際立ってる存在だと思います!

そしてファンのためにも森田君は今後いっぱい映画に出てサイコキャラのイメージを払拭した方が良いと思います。。
昔、『人間失格』というドラマでイケメン加勢大周(←知ってます?汗)が途中から嫌~な役になって、それ以来、彼の演技を見てないので僕的には未だに彼はサイコなイメージなのだ。。