あっという間なのに、内容ビッシリな99分間！
色んな方のレビューにもありますが、前半はかなり笑いました。
濱田岳さんにムロツヨシさんなんて、面白くないわけがない！
というより、この作品に出ている全員が良い演技しています。
監督の力ですかね。
凄く安定していました。
何より森田剛さんは素晴らしかったです。
実際にこういう人なんじゃ？と思ってしまうほどの自然さ。
腹の底から恐ろしい人物になりきっていました。
演出も非常によかったです。
「生と死」というよりは「性と死」という感じでしたが、その互いの行為を同時進行で見せてきたシーンは妙にしっくりきて、自分の体温が上がっているのか下がっているのか分からなくなる不思議な感じがしました。
笑って、恐ろしくて、しかし最後に「さあ、誰が1番の被害者でしょう?」と投げかけてくる感じ。
強烈な作品でした。
