みつる

インシディアス 序章のみつるのレビュー・感想・評価

インシディアス 序章(2015年製作の映画)
3.5
シリーズ3作目にして前日譚となる本作。

高校卒業を控えたクイン。
亡くしてしまった母リリーともう一度話をしたい一心から、霊能者であるエリーズの元を訪ねる。
既に仕事から足を洗っていたエリーズだが、同情から話を聞くうちに彼女が霊に取り憑かれることに気づく。
その後、事故に遭い重傷を負ったクインへと悪霊が迫り、父親がエリーズへと助けを求める。
しかし、悪霊のあまりの強さにエリーズは除霊を途中で諦めてしまう…

恐怖のあまり、5分に一度飛び上がってしまうという触れ込みであった今作。
家族愛や、エリーズと相棒となる2人組との出会いを描いた上で、上質な恐怖体験を提供してくれる。
冒頭では、仕事から足を洗っており弱々しいエリーズだが、終盤に向かってやはり頼り甲斐のある霊能者として活躍を広げる。

本シリーズはどの作品においても、
スピンオフを含めた「死霊館」シリーズよりも安定感のある出来栄えと個人的に思う。

「気をつけて。一人に呼びかけると、全ての死者に聞こえてしまうから。」
みつる

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