このレビューはネタバレを含みます
彼女は女性であることで他者から、性的価値のある商品のように扱われることに対して、日々怒りや悲しみを覚えていたのではないか？
そして、多少なりともそれを活かしながらでないと生きていけない自分に対しても、何かを思っていたのではないか？
あの反抗的な彼女の態度や振る舞いは、性的価値のある女性としてではなく、ひとりの人間として扱われたいという表れで、しかしその戦いはひどく体力や精神を削られるのではないか。
力の前に服従すること、それに支配されることは、守られることでもあって、楽なのではないか？
幼い少女を殺した(かもしれない)人物＝圧倒的な力を持つ、その彼に支配されることを最終的に望んだ、戦うことをやめた。
だから終わりに女主人とも和解できたのではないか？
と、ふと思いました。
でもそんなに深い意味はなくて、ただの日々のむかついたこと、悲しいこと、起こったことを綴ったただのジャーナルかもしれないけれど！
