ジャン・ルノワール監督やルイス・ブニュエル監督が映画化したオクターヴ・ミルボーの小説「小間使の日記」。
本作は、ダルデンヌ兄弟らのプロデュース、ブノワ・ジャコー監督、レア・セドゥ主演。
ブルジョワの生活を、彼らに密着する小間使の視点から批判的に描いた物語。
※邦題はかなり変えてますが原題は原作通り。
パリで数々の雇い主のもとで働いてきたメイド(小間使)のセレスティーヌ(レア・セドゥ)は、郊外にあるランレール夫妻の屋敷で働き始める。
これまでも若いメイドを次々とはらませているらしいエロジジィのランレールは早速セレスティーヌに迫り、高慢ちきなランレール夫人は嫌がらせする。
メイドたちの集まる唯一の息抜きの場では、雇い主たちの悪口やある事件の噂話で盛り上がる。
長く働いている二人の使用人、太めの調理担当マリアンヌと、無愛想な庭師の男ジョゼフ(ヴァンサン・ランドン)。
謎めくジョゼフに興味を引かれるセレスティーヌは、ジョゼフの秘密を知り、彼からある計画を持ちかけられる。。
やっぱり、いいですねぇレア・セドゥ。
あのとらえどころのない眼差し、何か言いたげな唇、想像をかきたてる表情、独特の空気感漂う"アンニュイ"ミューズ、本作でも適役です。