唯

あるメイドの密かな欲望の唯のレビュー・感想・評価

あるメイドの密かな欲望(2015年製作の映画)
2.8
小間使いらしからぬ自我の強さと負けん気で、自らの立場を易々と受け入れない反骨精神には憧れる。
ざまあみやがれとほくそ笑む場面が随所にあるが、レア・セドゥのその顔が好き過ぎる。
メイドとして働けば、主人にはセクハラというかレイプされ、その妻には邪険にされる。
それでもこの時代はこうする以外に生きて行く道がない。
だから、腸が煮えくり返っても、ささやかな復讐をしながら従順であるしかないのだ。
モラルや倫理が敷かれていない自然状態では、人はかくも残酷なのか。
唯