仕事ばかりで子供のために何もしてやれなかった死を目前にした大富豪。
病気のわが子の手術のために自分の体を投げうつ兵士。
若い肉体に自分の体が乗り換えれるならば、
引き続き続く人生が、悔いなく送れるのだろうか？
乗り換えた体に残る過去の記憶と、継続する自分の記憶。
主人公は、どちらの人生を歩むのか？
脳の記憶を、別の人間に転送する技術。
ゴーストダビングに似た発想だな・・・
時間を超えるタイムトラベル話とは、
また別の切り口のストーリーなだけに
すごく新鮮な感じがした。
もう少し、大富豪と娘の話を盛り上げてくれても
よかったかな・・・それだけでも、１作品できそうだけど。
結局、今の自分を代替する人間を新たに作れないので、既存の
人間（人体）へ移すという点は、主人公も納得していたのでは
と思うんだけど、他人の体に移ってからしか、元の記憶を
消せない設定がこのストーリーのみそなのだと
思いました。
最終的には、お互いの人生の元の姿に戻り、兵士の家族は
子供の手術代、余生を過ごす島を含め、徳をした話となったかな？
