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ハイキュー!! 勝者と敗者のmatchypotterのレビュー・感想・評価

4.3
劇場版総集編。TVアニメのシーズン1の後編。

インターハイ予選の佳境。
鉄壁の伊達工と、、、そして、県ベスト4の強豪青葉城西戦。

日向と影山のコンビが覚醒し始めて“変人速攻”が烏野高校の武器になり始める。
チームのメンバーも揃い、“飛べない烏”と呼ばれて久しい烏野高校が息を吹き返し始める。

チームとしてはまだまだ荒削りでムラもある。
個々の力量や閃きで足りないところを凌駕していき、その先の成長を掴み取る勢いに乗りつつある烏野高校のインターハイ予選。

しかし、相手も強豪。
チームごとに特色のあるエース格や戦略を有し、そこを中心としたキャリアと長年培ってきた組織力がある。

TVアニメのシーズン1の烏野高校は、とにかく荒削り。その場凌ぎが多いが、圧倒的な攻めのバレーで窮地を打開していく。

だけども、特に3年トリオ。
レシーブ、セッター、バックアタックなど。烏野を支える屋台骨のような安定感、優しさ。

テンション高くて血の気が多い2年、初々しくて何かと騒がしく問題児が多い1年をまとめながら引っ張っていくこの3年トリオが好き。

この伊達工、青葉城西とのマッチでも、その3人にしっかりと見せ場があり、まだまだ引導は渡さんとする存在感が良い。

まだまだ道半ばのシーズン1の後半のクライマックス。

山口のピンチサーブ、、、このシーンは意外な結果だが仕方ない。
一足早く既にシーズン2も観ちゃったけど、この先、山口、あるぞ。
失敗や苦い経験があったからこそ、、、あるぞ。

主人公の日向以外でも見せ場やストーリーがあり、個々の特色を多彩に描いて敵も味方も多くのキャラがひしめき合いながらしっかり存在感が作られるので誰が何をしてても観てて面白い。

今のバレーは点が入りやすい方式なので、そのスピーディーな展開にもドキドキする。

高さやプレーのスピード、クイックやバックアタックなど。
“3回以内で相手陣地にボールを戻す”という瞬間的なプレーの連続であるバレーボールの疾走感、1点の重み、主導権の取り合い、サーブの特性など、球技としてバレーボール独特の駆け引きや緊張感が堪らない。

TVアニメもどんどん次を観たいが、劇場版もまだ何本かありそう。
“ゴミ捨て場の決戦”まで、どんどんいくぞ。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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