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それでも、やっぱりパパが好き!のxavierのレビュー・感想・評価

3.0
「普通」ではないパパだけど、愛情はいっぱいもらった…
1970年代後半のボストン。一家の主のキャムは躁うつ病のために失業を繰り返し、いつしか家族の厄介者に。異常な行動ばかりとる夫に我慢出来なくなった妻のマギーは一度は2人の娘を連れて彼の元から去ることを考えたが、パパが大好きな娘たちの将来のために週末は必ず家に戻ることを条件にニューヨークの大学に通いMBAを取得する事を決める。
愛情たっぷりなのに上手に表現出来ない父とそんな父に愛想をつかしきれない娘たちとの新しい生活が始まるが…
ストーリーはこんな感じ。
この作品の監督マヤ・フォーブスの自叙伝を基に作られた作品だそうだ。
まだ映画ではきれいに描かれてるけど、実際はもっと大変だったろうね。
結構、高評価なレビューが多いみたいだけど個人的には何も刺さらなかったんだよね
キャムがあんな風じゃマギーが、ああしなければならなかったのは解らないでは無いけど、あんな自分の事もまともに出来ないキャムに2人の娘を任せたのはどうなのかな?
どうしてもニューヨークの大学じゃなきゃならなかったのかな?
って思ってしまったんだよね。
自分の目には今の状況から逃げ出したい気持ちのところに、運よくニューヨークの大学の合格が解ったから、そっちに逃げたとしか見えんかったしね。
一方、キャムの方はもっと酷い。
躁うつ病をいいことに甘えてる感じがアリアリなんだもんな。夜、子供たちを残して飲みに行ってるわ(マギーに問いただされると寝たあとに出掛けたって苦しい言い訳をしたよね)、あれ程タバコも吸わない、薬もちゃんと飲むって約束をしたのに、それを反古にしてるんだから。
これは病気じゃなくても守れるもんだよね
それすら出来ないってどういう親なんだ…って思ったしね。
でも、そんな親でも舞台の衣装を徹夜で作ってくれるところもあるから子供たちは、キャムが好きなんだよね。
自分には全く理解出来んけど…
という訳で個人的には嵌まらなかったかな
因みに長女アメリアを演じた子は監督の娘さんだそうです。
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