トンボーイ

サウスポーのトンボーイのネタバレレビュー・内容・結末

サウスポー(2015年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

左肩甲骨から腕ら辺を痛めていたので、サウスポーという単語に謎のシンパシーを感じながら鑑賞。

手短に感想を言えば、すっきりと楽しめる作品でした。
特に何か捻りか何かを感じませんでしたが、余計で冗長な要素はあまりなく、飽きずに楽しめる作品だと思います。

●良かったところ
さすがジェイク・ギレンホールですね。「施設上がりであんまり頭が良くない短気男」を見事に演じていますし、「歴戦のチャンプだが、体が結構ボロボロ」というのも喋り方から連想させてくれるあたり、怪優と呼ぶに相応しい俳優さんだと思います。
ボクシングも、実際の試合を観ているようで、観客目線で楽しめました。
序盤に妻が死に際に「おうちへ帰ろう」(言ってたかどうかちょっと怪しい)的な言葉を最後、娘が試合後に言う事によって、失ったものを取り戻すことができたという、良い締め方をしています。

●良くなかった所
正直、細かい部分があやふやだったり、悪い意味で必要だと思う出来事があっさりと会話だけで消化されてしまうのが、ちょっと残念でした。(まああったらあったで余計なシーンとかになっちゃうかな?)ホッピー(名前これだっけ?)とかのあたり、必要なのはわかるけど、あんまりホッピーのこと映してないから「おいおいあっさり死んじまったし、そこら辺映さないんかい!」という感じでした。結局奥さんを殺した犯人よくわからんし(喧嘩相手の護衛がやったのかな?)そういう部分がもう少し描かれていれば、深みのある物語になったのかなと思います。

まあジェイク・ギレンホールの怪演を観るだけでも十分に楽しめる作品だと思います。
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