しょうた

サウスポーのしょうたのレビュー・感想・評価

サウスポー(2015年製作の映画)
3.3
ボクシング元世界チャンピオンの再起と家族の絆をドラマティックに描くという内容。

内容はすげーベタベタな王道。先が読める展開。感動する部分、つまらない部分と波が激しいので途中で中弛み気味になる。
その代わり安心して観れるので家族愛のシーンは泣けてきましたね‥これは自分が姪っ子の事を思い出して重ねてしまったので、つい涙が‥。

この映画は完全に役者頼り。ジェイクギレンホールがボクサーになりきるため完璧に鍛え上げた体とファイテングスタイル。
リングの上では怒りをあらわにした表情、家族の前では不器用ながら真っ直ぐに愛する優しい表情、全てを失い絶望的な表情、そして再起を賭けるファイターとしての表情‥時に繊細に時に大胆にと振り幅を大きく変える表情ある演技を熱く見せてくれる。
この映画はジェイクギレンホールの為に作られたもの‥また素晴らしい演技を映像で観れて幸せです。

肝心のボクシングシーンはクリード程はインパクトはない。
ジェイクギレンホールのファイテングスタイルだけは印象に残ってる。
サウスポースタイルは少しだけなのは残念。もう少し長くしてほしかった。

ボクシング映画としてはクリードの方が上だったけど復帰の爽快感と感動はサウスポーの方が好み。

最近のジェイクギレンホールの映画はハズレがないな。
しょうた

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