アントワーン・フークア監督という事で男くさい作品だろうと期待して観賞。
怒りをエネルギーに変え相手を倒すチャンピオン、ビリー・ホープ。
同じ施設で育った妻を殺され自暴自棄になり何もかも失う。
最愛の娘とも離されてしまい、娘のためにもう一度 這い上がろうする栄光と挫折の物語。
スポーツものの王道ストーリーだと思います。
ジェイク・ギレンホールは今回も本物のボクサーのごとく肉体改造もそうですが、ボクサーの栄光と挫折ってこんななんだろうなと納得させられる見事な演技力でした。
私、体ではいつも背中に注目します。ジェイクの背中、合格です！
ナオミ・ハリス、娘役のウーナ・ローレンスも上手かったですね。
トレーナー役のフォレスト・ウィテカーもばっちり雰囲気醸し出してました。ちなみに同時期に観た「プレタポルテ」ではゲイのデザイナー役でしたw
キャストの演技は良かったけど、やはりストーリーが王道すぎてジェイクの演技、存在ありきの作品になってしまっていたかなぁという印象です。
男くさいのは良いんですが、妻が殺されたことについての追及がなんであんなにうやむやだったんだろう？とちょっとすっきりしない、です。
