ジェイク・ギレンホール主演。ライトヘビー級王者だった男が、すべてを失い、再び立ち上がる物語。一見ありがちなストーリーだけど、名優と、一秒もダレない脚本と、静かな演出が紡ぎ上げた感動ボクシング映画。
ジェイクギレンホールが、過酷なトレーニングによって身体を作り、ボクサーのマインドとテクニックを叩き込んで臨んだというファイトシーンは、本当にリアルで、圧倒的な説得力を持っていた。
そして映画後半の、チャリティー試合のシーンから、涙が止まらなかった。（泣かせる意図のシーンじゃないと思うけど。）堕ちていく自分から離れていく人もいる。でも変わらずそばで支えてくれる人もいる。支えてくれる人の愛って偉大だな。
身近にいる家族や友人って存在が「あたりまえ」になってついつい忘れがちだけど、大切にしなきゃいけないと改めて思わせてくれた作品。
