ヘテロセクシャルである主人公が自分のことを好きなゲイにキスを与えて「ありがとう」と言わせる演出、「なんかザ・おっさんが書きましたって感じのグロい脚本だな…」と思った。クライマックスにそういうのをしれっと持ってくる感じも含め。
一応セリフ語りでチラッと言及はされるが、主人公の持つ過去はほとんど曖昧なまま話が進むのでパワハラをしててもシンパシーなど芽生えるわけもなく、ただの人格に難がある不可解な人間にしか見えなくて終始厳しい気持ちで見てた。
身内に復讐され打ちひしがれたとはいえ、周囲の人間の寛大さに絆されて大人しくなって終幕っていうのも正直ドラマ映画としては尻つぼみな結末に感じた。
最近のフランス料理の有名店はフライパン使わないって本当なのかな。だったら凄い。