トールキン

二ツ星の料理人のトールキンのレビュー・感想・評価

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)
3.7
元々知ってはいたけど見るのは初めて。改めて見てみるとキャストが豪華過ぎる。
「アメリカンスナイパー」でも共演していたブラッドリー・クーパーとシエナ・ミラー。「最強のふたり」のオマール・シー、
そして、エマ・トンプソンに、さらにわずか数分の出演だがユマ・サーマンとリリー・ジェームズという豪華キャスト。
ブラッドリー・クーパーがイケオジ過ぎてこれは女性ファンはメロメロだろうなってくらいカッコいい。それから女性陣が皆美人だったし、その他の知らないキャストも皆魅力的な登場人物だった。
個人的な余談だけどダニエル・ブリュールという俳優さんが印象的な役柄だったので調べてみると「キャプテンアメリカシビルウォー」のジモの人だったのがすごいビックリした。

内容的に欲を言えば、他の登場人物にももっとスポットを当てて話をもう少し膨らませてほしかったかな。せっかく魅力的なキャラたちなのに料理をする以外はほとんどモブだったような気がする。

天才料理人の転落、そこから再起を図るサクセスストーリーだけど、どれだけ偉大で権力を持った人でも人間性に問題があったら誰もついていこうと思わないよね。めちゃくちゃ横暴で普通にパワハラやんて思ったし。まあ裏を返せばそれだけ料理を愛してるってことなのかもしれないけど。実際の料理人がこれを見るとどう思うのか。共感するのか流石にやり過ぎだろうって思うのか気になる。

それから厨房は戦場だ、って言うけど素人の一視聴者から見るとただただすごい職場だなーと思える。そこから生み出される数々の料理。チームワークやコミュニケーション、そしてその場の全員から成る一体感。どれだけ凄い人でも独りよがりでは決して出来ない。
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