このレビューはネタバレを含みます
前編と後編があり、大変面白かったです。わずか7日間の昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件は 未解決のまま、幕をとじた。ありえないミスにより、人生を狂わされた捜査員たちと左遷させられた刑事が警察組織のしがらみによって 事件を忘れられず、悶々としていた日々を過ごしていた。しかし、時効があと一年という時、同じ地元で少女誘拐事件が起こってしまい、やり口がロクヨンと同じであった。犯人を突き止めたのは 警察でもなく、被害者の父親が執念深い方法で時間をかけたという筋書きであったのは良かったです。