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64 ロクヨン 後編のmofaのネタバレレビュー・内容・結末

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

【後編は茶番劇】

さて、後半・・・・。
前半の無骨さをかなぐり捨てて、
これは、ギャグですか?って所まで、この作品はひた走る。

もう突っ込み所がありすぎて、言葉にならない。
邦画にありがちだけど、途中までは良かったのに、
何故に、途中から、無意味に劇場型にしてしまうんだろう。


 父親が、毎日電話をかけて、
その声で、犯人を見つけたって、それは、無茶苦茶じゃない?
1度聞いた犯人の声は、そのまんまの声であるはずがないと思うし、
月日が過ぎて忘れてしまうだろうし、そもそも、電話帳に載せてなかったらどーなんの?
 でも、それで、犯人を突き止めてしまうというのが、
もう、奇跡やん。

そして、模倣犯演じる吉岡さんの、あの声。
途中でガスが切れて、必死に声を絞り出す模倣犯。
もう、失笑。
しかも、絞り出せなかった声の一部分で、犯人が分かってしまうという・・・・
これまた奇跡。

子供がいない気持ちが1番わかっているであろう佐藤浩市が、
まさか、最後に誘拐犯の子供を拉致し、親が逮捕される場面を見せますかね。
 人として、どうかと思うけど・・・・。

緒方直人も良い演技してたと思う。
良い人から、悪人へと表情を変える瞬間とか。
 でも、なぜだろう・・・・・・
もぐもぐもぐと、証拠となるであろう紙を食べる姿は、
山崎邦正(現・月亭方正)にしか見えなかった。

 他にも、もう色々とあるんだけど。
良い俳優陣が出ているのに、このザマですか・・・と。

さて、問題は、原作を読むかどうか。
横山さんの小説が、こんなものではないはず。

    そしてやっぱり、ピエール瀧のドラマ版が観たい・・・・。
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