「そっち広げちゃうか・・・」
昨日に引き続き、2作目。
作品としては前作からゴリゴリの続編。
本作に何故か1作目がおまけでついてきた理由は、
これ観ないと意味分からんからって事かもしれん。
前作、個人的に割と好評だったけど、
本作は悪くは無いモノの、普通だった。
と言うか、そっち広げちゃうんだ、という、
なんか方向性の違いでバンド決裂する時の気持ちを味わった。
バンドなんて組んだ事無いけど。
■「撮りたいモノと観たいモノ」
宮崎アニメ好きっ子も、宮崎駿のインタビュー見ると幻滅する的な、
撮る側の想いと、観る側の受け取り方が違う事もある。
宮崎アニメと比較するのはお門違いだけどw、
本作も、前作で面白いと感じた部分ではなく、
ちょっとポイントがズレた部分を監督は推していて、
続編ではそっちを広げてしまった。
前作は、割と退屈な序盤を経て辿り付くホラー描写が結構良くて、
そこが良かったからこそ、後半のオチの意外性を楽しめた。
残念ながら本作は、ホラーよりサスペンス色が強くなってしまっている。
・・・と、ここまで書いて、
キャスト確認したら、監督ちやうやんけ。
いやはや、1作で製作総指揮ですかと。
仕事してますかと。
・・・あぁ、それでか。
前作、安定度は低かったものの、キラリと光るものがありつつ、
本作は逆に安定度はあるけど平平凡凡な作品に収まってた。
まぁ、監督変って、脚本も担当せずなら致し方ないかもしれん。
■「元々、続編向きではないかも」
そもそも、何かシンボルがいる映画ではなかったので、
ホラーの続編としては難しい所があったかと思う。
2作目で、1作目も含めてシンボルを見つけ出して、
そこを主体に物語を描いたけど、
やっぱ心霊描写あってのそのシンボルの存在やからね。
好アシストあっての、お前押し込んだだけやんけ的な奴が、
ドヤ顔でスター面して話展開されてもね。
個人的には、ゴリゴリに繋がらなくても、
ゆるく心霊の路線で続編だったら良かったのになと思う。
ま、悪くは無いけど、良さが消えちゃって、個性無くなっちゃった。
残念。