友二朗

仁義なき戦い 頂上作戦の友二朗のレビュー・感想・評価

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)
3.5
「なんら実り無き終焉」

破門された広能。
前作のそのまま続編。
結局全ての実行は若者達。

タケダという男、渋い。
岡島の小学校同窓会シーン好き。
担任の先生の哀しい顔よ。

死んでいったキャストが別のキャラで蘇る斬新さ、もう好き放題して下さい。

相変わらず山守がクソカス過ぎてもはや清々しい。大阪からの助っ人の旅費云々がキモい。武田可哀想。

岡島がキャバレーに来ている事を知って皆で振り返るシーン可愛い。そして200万前借りでブチ切れる山守キモい。

警察、記者、市民も立ち上がって、より構図が面白い。みーちゃん可哀想。

広能組2人、男すぎるやろ。
それだけ広能が魅力的なんやろなあ。

1600名が呉に集結。全て吐く打本。
機動隊に囲まれる広能組。打本まじでキモいなー。各組長の政治的腐敗に不満を抱いた若者等の抗争。

打本組員が山守を撮りにいき、それを打本自身がチンコロし、2000万借りようとするカスさ。アホすぎる。

殺しありの乱戦、殺しなしの乱戦、その境目が曖昧で、仕方ないけど殴り込みも襲撃もワンパターンで見てて正味飽きてくる部分もあった。淡々と歴史を映してる感じ。

検挙が炸裂し、義西会藤田・明石組岩井VS山守組武田・早川組早川の構図変容にワクワクした。

神和会の爆破と誤解するの可哀想。
旅先の者に任せて、黙る地元組。

ヒロシに1番共感できる。
ヒロシの実家のシーンがキツい。

広能......。7年4ヶ月。
最後タケダと語り合うシーン良い。
江田5年、マキハラ3年、打本執行猶予。
山守1年半。1500人の逮捕。

暴力は、暴力に走る気持ちは無くならない

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喧嘩と聞いたらカッカして身が持たんですけえ、弾避けくらいならまだ役に立ちますけん。

事故だけは起こさんように気を付けよ。

打本はん、アンタが自分の首自分で守れるような男じゃったらウチらも苦労せんわい。

今ここで戦争してどうするんじゃあ?金は使う、若いもんは失くすで、誰がどう得するんじゃい。

中立やなんじゃ言うても、頭に血い昇った若いもんには見境ありまへんからな、そこんとこよお分かってつかあさい。

清はワシの身代わりで死んだんじゃけえ、ワシが山守獲ったらなあかんのじゃ。

サツのご機嫌伺っとったら喧嘩できやせんですよ。

話い?山守とどう話つけるうゆうんじゃ!広島の喧嘩は獲るか獲られるかの二つしかないんよお!

まあ喧嘩には勝っても勝負には負けるっちゅうことですな。

ヤクザが勝つか我々が勝つか、命を賭けるつもりで取材してくれい!

ねえ、また会うて。
なんじゃったら荷物まとめてワシのアパートに引っ越してこいよ。
ホンマね?
ホンマよ。

兄貴は命を捨てに帰って来とられんに!

打本はそっぽ向いとるし、明石組には見捨てられるし、締まらん話よのお。

のお親父さん、蛇はなんぼ斬られても頭さえ残っとれば蘇るんです。

蛇の頭のう...

時が来たんじゃけえ、なるようにしかならんよお。

税金の無駄遣いじゃのお。

前向いても崖や、後ろ向いても崖やで。

容疑が決まらんうちは一般市民とおんなじじゃ。
ワシらより警察をアテにしとるんじゃけ、付き合えんわい。

バカタレこの!!!なんでワレが止めんのかい!!!!!
ほんまよ笑

よおし、おんどれら吐いた唾飲まんとけよ?分かったらはよイね!

川田の返事が来るまで抜けがけはすなや。

同士討ちや、義西会もなんもバラバラやで

すまんが手え引かせてくれ、この通りや。
すまんのはこっちよ。シンちゃんの気持ちはよお分かる。今までよおやってくれたのお。

世の中変わった言うてもよ、広島だけが住処ちゃうんで、神戸来たらええんじゃ。

はい、喘息のお薬。
喘息う??ゴエッホッホッホこりゃ、よお効くわ

もうワシらの時代は終いでい。
こう寒さが応えるようになってはのう。

昌三、辛抱せえや。
おう、お互いにのう。
友二朗

友二朗