ソチヤンス

仁義なき戦い 頂上作戦のソチヤンスのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)
5.0
いろんなドラマを詰め込みすぎた感あるけど、それでも最後はシリーズに一貫するテーマでもってしっかり締め括っていて感嘆と同時に虚しい気持ちに。
3と地続きだけど今回は2みたいな哀愁が終始漂ってた。
藤田とヒロシのドラマだったり、今まで上が下をこき使うテンプレみたいなものが警察の介入をきっかけに今回で一気にどんでん返しになった感じがある。
うーん、1の時代が懐かしいなあ。
武田は1の坂井だったり2の松永みたいなかっこいいインテリと武闘派の側面を併せ持っていて、こういうキャラが1人いてくれるだけで話が華やかになってくれるから好きだ。
暴力の規模はこれまでを通して一番のスケールになったけど、視点が俯瞰すぎてギラギラ感は無くなり、生々しさとなんともいえない切なさだけが残る。
やっぱり悪いことしちゃいかんね。のう?