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ファニー・ガールのmichiのネタバレレビュー・内容・結末

ファニー・ガール(1968年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ウィリアム・ワイラー監督のミュージカル映画。単なる舞台女優の成功物語ではないドラマがありました。
正直、最初はファニーのわがまま娘ぶりが不快で、二時間半もこれ観るのか…とうんざりしていたけれど、初めからどこか危なっかしいファニーとニックの関係から目が離せず、いつの間にか引き込まれていました。
一切悪い人ではないけれど若干胡散臭い賭博師ニックを演じたオマー・シャリフも良かった。派手なベッド付き個室レストランでのお食事デートはいかがかと思うよ笑
後半に、経済面で窮地に追いやられるニックにビジネスチャンスを与えるようファニーが仕組んだシーンの緊張感がすごかった。
そして、何と言っても、バーブラ・ストレイサンドの歌が素晴らしい!迫力が違います。

切ない結末には一瞬悲しくなったけれど、二人が納得しているなら良かったのかな。『追憶』も同じような感じだった気がする。
ニックはラストのファニーの歌を聴いたんでしょうか。そこは描かれていないけれど、せめて舞台を観てくれていてほしいです。
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