ブロードウェイの伝説の喜劇女優、ファニー・ブライスの半生をミュージカル仕立てで描いた作品。
ファニー役をバーブラ・ストライサントが演じる。
コーラスには全く向いていないファニーだったけど、輝才能の持ち主。
持ち前の機転と飾りなくウィットに飛んだ会話で相手の心を掴み自分をアピールし認められていくサクセスストーリー。
ではあるけど、恋に落ちた相手が二枚目なんだけど束縛を嫌い賭け事で生計を立てているニック。
見るからに胡散臭いニックだけど、遊びなれているだけあって田舎者のファニーは夢中になってしまう。
そして自分の公演を控えているのに無理やり休み、ニックを追いかけて行ってしまうファニー。
そこで歌う“パレードに雨を降らせないで”は名曲!
正統派ではなく、行動が型破りで楽しめるし
バーブラのコメディエンヌの才能も素晴らしい!
自分の容姿をとても気にするファニー。
鼻は少し大きめだけど、魅力的。
煌びやかな衣装もステージも見応えあり。
私はgleeで『ファニー・ガール』を知ったけど
本作があってgleeの、あのレイチェルがあるんだなーと実感。
ファニーにしてもレイチェルにしても逆境に負けない不屈の精神は観て頼もしいし、
悩み多き女性の背中をグィと押してくれる
そんな作品でした。