カント

タイム・ハンターズ 19世紀の海賊と謎の古文書のカントのレビュー・感想・評価

3.4
ロシア版バック・トゥ・ザ・フューチャー?

タイムマシンが…スマホのアプリって斬新!!

藤子Fの「タイムパトロールぼん」のテイストも有って歴史に介入しまくり。

ロシアの近代史に興味がないと楽しめない。
後半の歴史的な面白さは「ロシア人なら」痛快!
歴史が苦手な人はチンプンカンプン。
私も理解度は微妙(笑)

主人公はTVジャーナリストの
ディミトリ・クリモフ。

上司から無理矢理、仰せつかった仕事は…
ロシアが、現在米国のアラスカを統司していた19世紀、ロス砦で起きた事件「デカブリストの乱」を調査して来い!と言う面倒な仕事。

渋々、資料に目を通していた時「サヴァリシン・ディミトリ中尉の密書」を発見。
その密書には、ディミトリ・クリモフそっくりの似顔絵が同封されていた。
これ俺?どう言う事?

相棒のカメラマン、フィーマとアメリカの現地に向かい、そこで合流したのは音響のマルゴ。
マルゴは愛嬌の有る、とっても快活な女性。

「デカブリストの乱」の場所、ロス砦で、こっそり可愛いマルゴを撮影しようとしたら、その画面には19世紀の人間が写っているー!!


ロシアは自国の力のみで宇宙への有人飛行に成功してるんだから、科学技術カでも軍事力でもアメリカと肩を並べてる。

ただエンタメは苦手なのか、どうしても「自国寄り」になっている所が惜しい。
これから、もっと世界を視野に入れたエンタメ界の逸材が出てくるはず!

今後のロシア・エンタメ界に期待。
本作も、けっして面白くなくは無い。
2015-6-13
カント

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