ももさく

眠りの森~新参者・加賀恭一郎~のももさくのレビュー・感想・評価

4.0

斎藤葉瑠子が事務所で見知らぬ男、風間利之と遭遇、慌てて置物で殴ってしまいショックで倒れる事から謎解きが始まる。

加賀恭一郎(阿部寛)刑事。浅尾未緒演じる黒鳥に殺気を感じる程の印象を受ける。父親との関係がうまくいかない。

太田大作(柄本明)刑事。ゲームばかりしている引きこもりの息子がいる。定年間近。バレエ団全員がグルになって何か隠してると思っている。

浅岡未緒(石原さとみ)バレリーナ。普段は地味だが舞台では黒鳥を演じ別人のようになる。葉瑠子と暮らしている。加賀とは似た者同士と思っている。

斎藤葉瑠子(木南晴夏)バレリーナ。未緒とドライブ中に事故に合い白鳥を演じるはずが怪我の為出来なくなった。

森井靖子(大谷英子)バレリーナ。以前は亜希子とトップの座を争っていた。未緒の前に黒鳥を踊っていた。

高柳亜希子(音月桂)プリマ。みんなが憧れる特別な存在。本人はカラッポの人形だと思っている。手首に傷がある。静子の養女。

高柳静子(草村礼子)バレエ団の代表。

中野妙子(堀内敬子)バレエ講師。梶田の演出に疑問がある。

梶田康成(平岳大)演出家。自分の理想のバレリーナ、プリマを作りたいと思っている。

柳生講介(益子倭)葉瑠子の恋人。

風間利之(内田朝陽)青木の後輩画家。

宮本清美(映美くらら)風間の恋人。

紺野健彦(宮尾俊太郎)男性ダンサーのエース。

青木一弘(加藤虎ノ介)ニューヨーク在住の画家、風間の先輩。

加賀隆正(山崎努)元刑事で恭一郎の父。

ウエイトレス→トリンドル玲奈

他出演者→松尾貴史、名高達男、竹財輝之助、小須田康人、弘中麻紀他、前野朋哉他。

 「ダンサーは恋愛御法度なんですか?」

事件は3つおこる。最初にいきなりトリックのコンビの仲間由紀恵がお見合い相手として登場。

この作品は映画でもいいんじゃないかと思えた。プロのバレエダンサーも出るバレエシーンもあるし石原さとみはプロじゃないのに素晴らしかった。少し軸がずれた?と感じるシーンがあったが逆に本当に石原さとみがやってるのかな?と思えた。

事故、サンドアート、注射器、ニューヨーク、雨、なども印象的。

ニューヨークの外人だらけの街にすら馴染んでしまう高身長の阿部寛。ちょっと英語も喋ってる。

バレリーナの恋、恋がタブーとされていても結局してしまう時はしてしまう。それが恋ってもんってとこか。

加賀が未緒を抱きしめるシーンがとても良い。

「嘘は真実の影、やがて魔法が解けて全ての夢からさめるときが来たとしても...。」

この言葉の意味がわかる時、全ての謎が解ける。とても良くできていて面白かったです。

2021年5月6日、2度目の鑑賞。