追悼 ジャン=リュック・ゴダール
映画にハマり始めた中坊の頃から愛してきた希代の名監督が亡くなった。齢92歳。
追悼の意を込めて選んだ作品は、過去のゴダール作品を葬り去るほどの強烈な作品でした...ホドルスキーかよと。
WEEK-ENDは悪夢の始まり...
このキャッチコピーからホラー味を感じますが、ある種ホラー以上に不快感が強き、脳裏に焼き付く。詩的なセリフ、暴力的なシーンや無意味なカットが割り込んでくるが、芸術と受け取るかはそれぞれだが、理解は不要だ。
ゴダールはこのWEEK-ENDのドライブで何を表現したかったのか。いく先々で起こるシナリオは喜劇なのか....その混沌とした世界は終末(WEEK-END)に向けて駆け抜けていくが、そのカタルシスはきっと不快感しか残らないから、気をつけて観たほうがいい。