このレビューはネタバレを含みます
ザ・シネマメンバーズにて鑑賞。
すでに共産主義や極左過激派の終焉を目撃して久しい状態で本作を鑑賞しているので、さすがに思想的には共鳴できないし、資本主義をただ批判しあざ笑うだけというスタンスにも共…
今まで見てきたゴダールの中で一番ヤバくて危ない映画だった。商業映画と決別したゴダールが政治色を強め、社会の行く末を憂いた彼が作った起爆剤のような映画。ゴダールと言えばキャラクターに哲学や詩を語らせる…
>>続きを読む暴力的で野蛮な映画。血がたくさん出るし人も死んでるし事故・事故・事故って感じ。思想も強いし、繊細な方には決しておすすめしない。
横移動のロングカット、360度パノラマカメラワークなど見所はあるし、…
臭みの強すぎる「ブルジョワジーの密かな楽しみ」と言った感じで、ここまで突き抜けられると逆に好感が持てます。
フランスの石油会社だって、アルジェリアにキスさせた挙句ケツまで蹴り上げてるし、それで得た…
左から右へのカメラの横移動によって逆行していく文明。次第にジャンル映画に変化していく野蛮への旅。無政府で不条理な未開の土地に行くと、必然的に俗っぽい映画になる。「第三世界」の「monde」。ヤコペッ…
>>続きを読むWeek-end, un film de Jean-Luc Godard. © 1967 Gaumont (France) / Ascot Cineraid (Italie).